ifx_query

ifx_query -- Informix クエリーを送信する

説明

int ifx_query(string query, int [link_identifier] , int [cursor_type] , mixed [blobidarray] );

返り値: 成功時に正の Informix 結果 ID、エラー時に FALSE

リソース "result_id" は、クエリー結果を取得するために 他の関数により使用されます。 ifx_affected_rows() 関数による取得を行うために "affected_rows" をセットします。

ifx_query() は、サーバー上の 指定したリンク ID が指す現在アクティブなデータベースに クエリーを送信します。リンク ID が指定されない場合は、 最後にオープンされたリンクを仮定します。 リンクがオープンされていない場合、この関数は、 ifx_connect() がコールされた時と同様に リンクを確立しようと試み、それを使用します。

接続 conn_id において query を実行します。 "select 型" のクエリーでは、カーソルが定義され、オープンされます。 オプションの cursor_type パラメータにより、 そのカーソルを "スクロール" または "ホールド" カーソルとすることができます。 このオプションはビットマスクであり、IFX_SCROLL, IFX_HOLD, または 両方とも指定することができます。 select でないクエリーは、"直ちに実行"されます。 IFX_SCROLL および IFX_HOLD はシンボル定数なので 引用符で括る必要はありません。 このパラメ―タを省略した場合、カーソルは通常のシーケンシャルカーソル になります。

どちらのタイプのクエリーにおいても、(予測または実際の数として) 作用された行の数は、ifx_affected_rows() により 取得するために保存されます。

もし、update クエリーにおいて BLOB (BYTE または TEXT) カラムがある場合、 対応する "BLOB ID" を有する blobidarray パラメータを追加することが可能です。 この場合、クエリーテキストのこれらのカラムを "?" で置換することが必要です。

TEXT (または BYTE) カラムの内容が許すならば、 "ifx_textasvarchar(1)" または "ifx_byteasvarchar(1)" を使用することも 可能です。 これにより、TEXT (または BYTE) カラムは、select クエリーの 通常の(しかし長い)VARCHAR カラムと同様に処理され、 BLOB ID で悩むこともなくなります。

ifx_textasvarchar(0) または ifx_byteasvarchar(0) (デフォルト値) の場合、select クエリーは、BLOB ID (整数値) に属するものとして BLOB カラムを返します。 BLOB 関数により文字列またはファイルとして BLOB の値を得ることが可能です。 (以下を参照)

ifx_connect() も参照下さい。

例 1. "orders" テーブルの全行を HTML テーブルとして表示する

  1 
  2 ifx_textasvarchar(1);      // BLOB 用に "text mode" を使用する
  3 $res_id = ifx_query("select * from orders", $conn_id);
  4 if (! $res_id) {
  5         printf("Can't select orders : %s\n<br>%s<br>\n", ifx_error());
  6         ifx_error();
  7         ifx_errormsg();
  8   die;
  9 }
 10 ifx_htmltbl_result($res_id, "border=\"1\"");
 11 ifx_free_result($res_id);
 12       

例 2. 値を "catalog" テーブルに挿入する

  1 
  2                       // バイトおよびテキストカラムに関する BLOB ID を作成する。
  3 $textid = ifx_create_blob(0, 0, "Text column in memory");
  4 $byteid = ifx_create_blob(1, 0, "Byte column in memory");
  5                       // blob id を blobid 配列に保存
  6 $blobidarray[] = $textid;
  7 $blobidarray[] = $byteid;
  8                       // クエリーを実行
  9 $query = "insert into catalog (stock_num, manu_code, " .
 10          "cat_descr,cat_picture) values(1,'HRO',?,?)";
 11 $res_id = ifx_query($query, $conn_id, $blobidarray);
 12 if (! $res_id) {
 13   ... error ...
 14 }
 15                      // 結果 id を解放
 16 ifx_free_result($res_id);
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